花粉症のサプリメント効果効能、注意点
花粉症は、害のない花粉を異物と判断し、防御しようとする時に分泌される化学物質が鼻水や鼻ずまり、目の痒みなどの症状を引き起こしています。
花粉症の対処法として様々な方法がありますが、サプリメントも一定の効果があることがわかっています。サプリメントの効果には個人差がありますので、いくつか試して自分に相性の良いサプリメントを選ぶのもひとつの方法だと思います。
厚生労働省の「花粉症の民間医療について」より
(アレルギー性鼻炎患者数6679名調査:受療率19%)
花粉症のサプリメントは、様々な種類が発売されていますが、表のように「甜茶」と「ヨーグルト」が断トツの人気になっています。
「甜茶」はバラ科の甜葉懸鈎子(テンヨウケンコウシ)から作られた甜茶が効果があるとされています。日本アレルギー学会は、甜茶に含まれるポリフェノールに花粉症の原因となるヒスタミンを抑制する効果と炎症を抑制する効果があるとしています。
腸は免疫機能を高め、調整する機能があります。「ヨーグルト」や納豆は、免疫機能に重要な働きをする善玉菌を増やして腸内の環境を整えることで異常なアレルギー反応を抑える効果があるとされています。
花粉症では、花粉が抗原(アレルゲン)となります。
アレルゲンが鼻や喉の粘膜から体内に侵入してくると、体はそれを排除しようとして、免疫システムが活性化してIgE抗体を作ります。
抗体(IgE)が出来た後で花粉が体内に入ってくると、花粉は鼻の粘膜の細胞表面にある抗体(1gE)と結びつきます。
その結果ヒスタミンやロイコトリエンのような化学物質が分泌され、花粉を出来るだけ体の外に排出しようとする防衛機能が働き鼻水が出たり、くしゃみがでたり、鼻詰まりを起こすのはすべて花粉を排除しようとする抗体が働いているからです。
そもそも昔からある植物の花粉にアレルギー反応を起こすものがあることはわかっていました。花粉症とは、スギやヒノキ、よもぎなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水、のどの痛み、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こすのです。
花粉症のサプリメントは毎年、数多くの商品が新しく発売されていますが、花粉症の症状緩和に機能性成分や素材が次々と新たに開発されているからです。
この成分・素材を配合した商品が新発売になったり、効果を高めることを狙って複数の機能性成分・素材を配合した複合型の商品が登場していることは、花粉症に悩んでいる方の改善方法の選択肢が増える意味では良い事だと思われます。
サプリメントの原料として、代表的なものは、甜茶、乳酸菌、キノコ、ミント、フキ、柿葉、シソ、バラ、柑橘、シジュウム、トマトなどの有効成分を抽出して製造されています。免疫力を調整するものとして、多糖類の成分を保有する乳酸菌やキノコなどは既に知られています。
これらの免疫バランス改善サプリメントは、免疫バランスの改善に時間がかかるため、花粉症の季節より、少し早めの時期から摂取することをおすすめします。
特に乳酸菌を多く含むヨーグルトや乳酸菌飲料などは、花粉症の時期と関係なく、年中、積極的に摂取した方が最善や予防の効果が高いでしょう。
花粉症 サプリメントの問題点も認識しておく必要があります。
極端に安価なサプリメントは、花粉症の症状を改善させる成分が入っていても、量が少なかったり、また吸収率が低い場合もあります。
液体状のサプリメントには、飲みやすくするために砂糖が入っていたり、サプリメントを作る過程で食品添加物や防腐剤、香料、合成着色料などが混入されるケースもありますので、成分表示を確認して購入するように心がけましょう。
花粉症の症状を改善したいとサプリメントを摂取していても添加物や合成着色料などを摂取しすぎて、アレルギー症状が悪化することも考えられますので十分な注意が必要となります。
花粉症のメカニズムとサプリメントの色々
花粉症は、免疫システムの過剰反応、誤作動により起こると言われています。
花粉が体内に侵入すると免疫システムが過剰に反応して物質を排除しようという働きをします。
その時にlgE抗体がつくられます。
花粉とlgE抗体が結合する過程でロイコトリエンとヒスタミンが生成分泌されます。これらが分泌されるときに花粉症の症状を発症します。
これらの二つの物質はそれぞれ違った症状を引き起こします。サプリメントを使い方も違ってくるわけです。
ロイコトリエンは花粉の侵入を妨げようとする働きをします。この時に血管が拡張して鼻づまりを起こし、目の血管から白血球が浸み出してきて目の痒みの原因となります。
またヒスタミンは花粉を排出しようとします。この時にくしゃみや鼻水がでるのです。よって花粉症の症状によりサプリメントを選ぶことになります。
1.蓮のちから
株式会社 エイブリーから発売されているレンコンと乳酸菌の自然素材から造られサプリメントです。
栄養のバランスを欠いた食生活や不規則な生活、そして運動不足やストレスなどの悩みを抱えている人も多いと思います。
花粉症の原因には不規則な生活や食生活の乱れなども挙げられていますので、栄養を補助する意味でも効果があります。
レンコンには、主な主成分である炭水化物のほか、食物繊維とビタミンCが豊富に含まれています。ポリフェノール類やタンニンやムチンなどの成分の他にビタミンCも含まれています。
またミネラムであるカリウムや鉄、銅、亜鉛を多く含んでいます。
蓮のちからの効果効能:目の痒み、くしゃみ、鼻づまり、妊娠中で薬が飲めない。
1本180粒入り(1日6粒が目安 約1ヶ月分)、10,500円(送料別途:630円)
2.ケルシプレックス
「ケルセチン」は玉葱に最も多く含まれているフラボノイドで、アメリカでは花粉症のサプリメントとして定着しています。
花粉症の代表的な症状である「鼻水」や「目の痒み」、そして喘息などのアレルギー症状を抑えます。
「ケルセチン」の作用は、血流を促進し、目、鼻などの粘膜を安定させ、花粉症の原因となる物質である「ヒスタミン」を押さえます。
米国のオハイオ州立大字の研究によると「ケルセチン」の方が抗アレルギー薬であるクロモグリク酸ナトリウムよりも「ヒスタミン」の押さえる効果が高いという結果が出ています。
アレルギー症状を抑えるだけの「ケルセチン」を玉葱や林檎で摂取しようとすると、相当の量を食物を取らなければならないので、サプリメントで簡単に摂取するのが一般的です。
ケルシプレックスの効果効能:鼻水、目の痒み、咳
1本50粒入り(1日1粒)、3,150円(送料別途:490円)
3. 株式会社ファンケル
シソ&甜茶 グスノン、効果効能: 鼻水・くしゃみ・目のかゆみ、タイプ: ソフトカプセル、内容量: 120粒/袋(約1ヶ月分)、小売価格: 2,070円/袋(送料350円)
花粉症に効果のある配合成分:シソの実油(α−リノレン酸)、シソの葉エキス(ポリフェノール)・甜茶
4.株式会社DHC むずむず
効果効能: 鼻づまり・鼻水・くしゃみ、タイプ: ソフトカプセル、内容量: 90粒/袋(約1ヶ月分)、小売価格: 1,900円/袋(送料500円)、花粉症に効果のある配合成分:
シソの実油(α−リノレン酸)、シソエキス、甜茶エキス末・バラの花エキス
5.アサヒ飲料株式会社
べにふうき緑茶濃縮粒の効果効能: 鼻づまり・鼻水・くしゃみ、タイプ: タブレット、内容量: 180粒/袋(約1ヶ月分)、小売価格: 4,725円/袋(送料無料)花粉症に効果のある配合成分:メチル化カテキン(ポリフェノール)生姜エキス
以上のように症状に対応したサプリメントは種類がありますが、免疫系を調整することも花粉症を改善や予防には大切なことです。
腸は免疫系を司る重要な器官でもあります。花粉症になって初期の方は、医師から乳酸菌サプリメントを薦められるケースが多いようです。
腸を整えることで体の免疫機能が正常化します。
サプリメントの効能とデメリット
毎年花粉症のサプリメントは各社が力をいれている証拠に沢山の新製品が発売されています。
各社とも研究費を投入して症状緩和のための成分や素材を開発しています。
これらの開発された成分や素材は効果を広げたり、高めたりするために複合的に配合した製品も発売されています。
主な配合成分としてあげると、柿の葉、柑橘、甜茶、シソ、ミント、バラ、キノコ、シジュウム、トマト、乳酸菌などです。
ご存知のように花粉症は免疫シンテムの誤作動でおこるアレルギー症状です。キノコや乳酸菌の多糖体の成分が消化管などの粘膜の免疫に働きかけることが分かっております。
これらの免疫バランスの調整役のサプリメントは東洋医学の考え方からしても即効性は期待できないので、じっくりと構える必要があります。ヨーグルトなどで簡単に摂取できる乳酸菌は日々の生活の中で心がけて摂取したほうが良いでしよう。
ところで花粉症のサプリメントにはどんなデメリットがあるのか考えてみたことがあるでしょうか。
安価なものは考え物で、有効成分があまり入ってなかったり、吸収が低かったりするケースもあります。液体状のものも多く発売されていますけど、食品添加物や香料、合成着色料なども混入している場合もあります。
花粉症を改善するために体には良くないものを摂取してしまう場合もありますので、出来る限り自分一人でサプリメントを決めずに専門医に相談をして決めるべきでしょう。
花粉症になって初期の方は、医師から乳酸菌サプリメントを薦められるケースが多いようです。腸は第二の脳と言われているくらいにとても大切な免疫機能を司っています。腸を整えることで体の免疫機能が正常化します。
自分に合ったサプリメントを選びましょう
花粉症の流行する季節が近くなると、サプリメントや対策防御グッズを準備しようと考えている人は多いとおもいます。
しかし、もう一歩踏み込んで花粉症の原因を良く知った上で対策と予防を考えてみましょう。
花粉症は、免疫系のバランス欠如によるアレルギー症状であり、くしゃみ、鼻水、喉の痛み、目の痒みなどが主な症状です。
花粉症だからスギやヒノキなどの花粉だけに起因すると考えられがちなのですが、実際にはほかの要素も重要な要因となっていることが分かっています。
例えば、紫外線や大気汚染、タバコや香辛料にアルコール、そしてストレスなども要因として挙げられます。
また、体質や遺伝なども関係しており複合的な要因が重なることで起こっています。
花粉症は鼻や喉から花粉が入ってくると、人体の免疫システムが異物だと判断して抗体を作ります。
作られた抗体は花粉と結合したときにヒスタミンなどの物質を分泌させて、花粉を鼻水やくしゃみで排出させようとします。
これが花粉症のひとつの症状となります。花粉症は免疫システムが働いているからこそ出る症状ですが、免疫反応の働き具合によって症状の強弱があります。
この様な花粉症を緩和するために色々なサプリメントが開発されています。
個々により症状の度合いや状態も違いますので自分に一番合ったサプリメントを選択しましょう。
また、サプリメントだけでは改善できない場合もありますので、生活スタイルを見直して規則正しい生活パターンにして、栄養や休養と適度の運動も取り入れるとよいでしょう。
ビタミンCが豊富なユズやペパーミント、フキもサプリメントとして効果
花粉症のサプリメントと聞いてどんな物を思い浮かべるでしょうか。
花粉症対策のサプリメントは免疫力を高めたりアレルギー症状を抑制する効果があります。
花粉症のサプリメントに使われている成分としては、薬草など色々な物があるようですがビタミンCが豊富なユズやペパーミント、フキ等も効果があるようです。
実は花粉症は生活のバランスが崩れていると発症する可能性も高いのです。栄養と休養を確りとって適度な運動も是非取り入れて規則正しい生活を目指しましょう。
花粉症の起因する花粉には、代表的なものにスギやヒノキがありますが、その他にもマツ、ブタクサ、マツ、ニレ、ヨモギ、ブナ、イラクサ、イネなど多種多様です。
一般的に花粉症のシーズンは春先ですが、秋口にはイネの花粉による花粉症で苦しむ方もおられますので、花粉に過敏な方や体質によっては花粉症に年中付きまとわれることになります。
人それぞれに花粉の種類により症状が様々ですので自分に一番合ったサプリメントを探して摂取するようにすべきでしょう。
免疫異常を改善するサプリメント
毎年、花粉症に悩まされている方はサプリメントの種類やサプリメントそのものの効果について考えて悩むことがおおいのではないでしょうか。
インターネットや本などで沢山の情報を仕入れては、西洋医学、東洋医学の是非、それぞれの診断処方をしてもらい服用されてこられた方も多いのではないでしょうか。
その結果症状が改善されたり、完治の方向へいけば良いのですが、なかなか思うような結果が出ないとサプリメントも試したくなるのではないでしようか。
これまでの花粉飛来の統計調査結果によるとスギ花粉の飛来が始まるのは元日から一日一日の最高気温を足し算していき、その累計値が400℃に越える頃だと言われています。
またもう一つ考慮しなければならない条件があり、それは前年の七月から八月にかけての日照時間であり、ヒノキはスギと違って花粉を作ったらすぐに放出するのに対し、スギは日照時間が長いほど比例して多くの花粉を溜め込んでいます。
そして、翌年に400℃を超えた辺りから放出を始めるそうです。
花粉症の専門医はこのデータを参考にして患者診療の準備にかかるそうです。花粉症は遺伝的にアレルギーを起こし易い体質にあります。
まず、その人の体内に花粉が入り込むと、体の免疫システムは異物だと判断して抗体を作り出します。
その人にもう一度花粉が入り込むと抗体と花粉が抗原抗体反応を起こします。
その結果体内にヒスタミンなどの化学物質が放出されて免疫異常を起こしてしまいます。
花粉症の要因には、食生活や嗜好品などに加えて大気汚染や空気の乾燥などもあげられます。
くしゃみ、鼻水、喉の痛みや頭痛に効果のあるサプリメントはあるのでしょうか。
西洋、東洋、製薬会社など多くの研究がなされて免疫システムを正常化する商品の開発に力が注がれています。
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