免疫療法関連情報

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

花粉症による口腔アレルギー症候群「OSA(Oral Allergy Syndrome)」

 

リンゴを食べると口の中が痒くなる

 
 OSAは、花粉症と深い関わりがある疾患で、果物や野菜を食べた時に口の中に痒みを生じたり、顔にアレルギー症状がでたりします。
 
 重篤な場合は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。
 
 花粉症を発症してから、6、7年経過して症状が出てくることが多いようです。
 
 カバノキ科がアレルゲンの患者が「リンゴ」を食べると口腔が痒くなるのは、OSAの典型的な例だと云われています。

 

 最初にOSAを発症した時は、花粉症との関連が分からないため、単独の食物アレルギーと勘違いされる方もいます。
 
 病院で診断をしてもらって初めてOSAと知らされます。
 
 OSAを発症する果物や野菜は、花粉症の種類(アレルゲン)により、異なります。
 
 例えば、北欧やカナダ、日本では北海道に多いカバノキ科のシラカバは、ダイズやリンゴ、ニンジンなどに反応します。
 

花粉症とOSAに関連する野菜、果物

 
◎ヨモギ    →   セロリ、ニンジン、スパイスなど
 
◎イネ科    →       トマト、オレンジ、メロン、ピーナッツなど 
 
◎ブタクサ   →   キューリ、ズッキーニ、バナナ、メロン
 
◎カバノキ科    →        リンゴ、ニンジン、セロリ、アーモンド、桃、ダイズ等
 
◎スギ     →        トマト
 
 OSAは、カバノキ科の花粉症の患者が最も多く約2割、スギの花粉症患者の約1割と云われています。
 
 果物も野菜も生で食べる事が多いためOSAを発症しますが、加熱調理すれば、症状が出ることはありません。

 

 

花粉症のシーズンに限定して出る症状はOSAの疑いも

 
 花粉ではない野菜や果物に反応する原因として、それぞれの花粉症のアレルゲンに構造が似ているために起こるようです。
 
 花粉症の治療をすることで、OSAの症状も改善されます。
 
 花粉症のシーズンに限定して出現するアレルギー症状は、OSAの可能性が高いと云えます。一度、専門医で検査を受けましょう。
 
 診断は、OSAを引き起こしている野菜や果物を使い特異的IgE抗体、皮膚テスト、経口負荷試験を行います。

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

関連ページ

花粉症、注射による免疫療法(減感作療法)
花粉症の新薬舌下免疫療法薬「シダトレン」が厚生労働省の製造販売承認を受け健康保険の適用されることになりました。花粉症の注射による免疫療法(減感作療法)
様々なアレルギー疾患に免疫療法 ダニも保険適用
花粉症の舌下免疫療法が認可された事をかわきりに今後様々なアレルギー疾患に免疫療法が適用されることになるでしょう。ダニアレルギーにも健康保険が適用されることになりました
花粉症 体の性質を変え軽く楽に 悪化させない東洋的方法
本人にしかわからない辛い花粉症、現代医学ではまだ解明されていない過剰に働く免疫作用。東洋医学の考え方に基づいた体の性質を変えて花粉症を軽く楽にする
痛みの無い星状神経節ブロック注射
星状神経節ブロック注射は副作用の少ない傷みの無い治療です。花粉症や上半身慢性的な疾患に効果あり、健康保険も適用となります
花粉症の予防改善は栄養バランス
予防法や改善法は様々ですが基本は生活習慣を規則正しくすること、そして栄養のバランスの取れた食習慣を続けること、最後に花粉を遮断し花粉に近づかないことが大切です
食べて改善させる子どもの食物アレルギー最新治療
食物アレルギー治療の「食物経口負荷試験」は、2008年までに通院、入院ともに健康保険が適用されました
花粉症発症の原因になっている生活環境
花粉症発症の原因として考えられる生活環境は、住居の建材やダニ、ストレス社会、舗装されたアスファルト、空気中の排ガスなどが考えられます
花粉症などのアレルギー疾患は衛生仮説で説明可能
花粉症の新薬舌下免疫療法薬「シダトレン」が厚生労働省の製造販売承認を受け健康保険の適用されることになりました。花粉症などのアレルギー疾患は衛生仮説で説明可能です