シダトレン スギ花粉症舌下免疫療法の概要

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花粉症の免疫最新治療|舌下治療は10月から健康保健が適用

 

舌下免疫療法のシダトレンは健康保険適用 

 

花粉症の画期的で新しい治療が国に承認され、平成26年10月以降から健康保健が適用されました。
 
治療の正式名称は、スギ花粉症の「舌下免疫療法」と言います。薬の名前は鳥居薬品の「シダトレン」です。
 
花粉症患者は2300万人と言われ、年々患者数は増えており、有病率が非常に高い国民病と云えます。
 
1970年の中ごろから、スギ花粉の大量飛散が確認されて、近年ではくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状に応じた様々な薬やサプリメントが開発されてきましたが、全てが対処療法であり、完治することはありませんでした。
 
「日本の花粉症の歴史」 
 
今回、認可された自宅で口に含む舌下免疫療法は、症状の改善、更に完治できる可能性が高い画期的な治療法です。
 
ヨーロッパ諸国では、既に認可されている国が多く普通に治療として行われています。
 
「ヨーロッパの免疫療法」 

 

 

 

自宅で治療ができるの?

 
具体的には、花粉症の原因になっているアレルゲンであるスギの花粉エキスを自宅で毎日、2分間口に含む治療を続けます。
 
免疫作用が少しずつ緩やかになる様に抑えていき、最終的に、花粉症の症状を無くして完治を目指す治療です。
 
新薬であるため、薬が認可後、最初の1年間は薬の処方期間は最長で2週間です。
 
ですから、2週間に1度通院する必要があります。
 
2年目以降は、1度に60日分の処方が可能となるため、2カ月に1度の通院で済みます。

 

 

 

アレルゲンである花粉エキスを体内に入れても大丈夫?

 
花粉症の人に一度に多量の花粉エキスを投与するとアナフィラキシー症候群等の生命に関わる重篤な症状を発症することもあり、治療には慎重を期さなければなりません。
 
重度の花粉症の方は、治療が受けられない可能性もあります。
 
また、舌下免疫療法を行う医師は、国が指定した講習会を受けて認定登録される必要があります。
 
登録されている医師のみが、薬の処方をすることができます。

 

 

 

花粉症の人なら誰でも治療を受けられる?

 
治療前には、アレルゲンの検査があり、スギ花粉のアレルゲンを持ってる方が治療の対象になります。
 
「治療前のアレルギー検査」
 
しかし、重度の花粉症であったり、年中花粉症の症状が出ている方は、治療が受けられない可能性もあります。
 
検査の結果、治療が受けられる方は、医師と治療の計画を立て、毎日決められた量のスギ花粉エキスを口に2分間含む治療を継続します。
 
ヒノキやイネ、ブタクサなどのスギ花粉以外の花粉症患者は治療効果がありません。

 

 

服用しない日があっても大丈夫?

 
毎日、必ず服用することが前提の治療法です。
 
服用を休むと、治療の継続が不可能になりますので注意が必要です。
 
風邪などで多少熱があっても、治療は継続できます。
 
期間は、約2年間と長期になりますが、少しずつ効果を体感することが出来ます。
 
途中で、薬の投与を休むと治療が中止になる事もありますので、やむを得ない事情で服用出来ない場合には、事前に医師の指示を受けなければなりません。
 
治療のモチベーションを維持する方法 

 

 

 

 

 

この治療の効果はどの程度?

 
この舌下免疫療法は、約2年間治療を 続けた場合「完治若しくは症状が軽減された」方が、全体の約8割以上という臨床データがあり、とても効果の高い治療と云えます。
 
効果があらわれないケースとして、花粉症の二次的症状である炎症などを発症している場合が考えられます。
 
また、複数のアレルゲンを持っている方も効果があらわれにくいと言えます。
 
 

効果がない人はどんなタイプ?

 
効果がない方の特徴としては、花粉症の症状である鼻水をティッシュペーパーで咬みすぎたため鼻の粘膜が過敏になってしまい、鼻炎を起こして純然たるスギ花粉症ではない場合があります。
 
 

治療はいつから始めるの?

 
症状が出始める約2ヶ月から3ヶ月前から治療を始めると効果的です。
 
具体的には、11月から12月にかけて治療を始めれば、春先のスギ花粉の飛散時期には、少しでも効果が感じられるでしょう。

 

 

シダトレンは毎日続けます

 

シダトレン
 
2015年3月に日本リサーチセンター社が花粉症患者を対象に行った調査で、舌下免疫療法について認知度について「内容まで知っている」は2割、「名前だけは知っている」は3割程度という結果が報告されていますが、現状ではまだ舌下免疫療法が国民に浸透している状況であるとはいえません。更に男性よりも女性の方が認知度は高いとの結果がでています。

 

 

毎日欠かさず服用します

 

舌下免疫療法は、医師から処方された用法を守り、毎日欠かさずに舌下薬の服用をしなければなりません。
 
治療を開始してから、2週間は薬を少しずつ増やし、3週間目から毎日一定量を服用します。

 

舌下に直接垂らす、将来は錠剤も

 

服用の仕方は、以前はパン片に薬をしみ込ませ、舌下に置き、約2分間キープする用法が標準的でしたが、臨床検査を重ねるうちに、最近では薬のシロップを直接舌下に垂らすことで十分な効果が得られることがわかってきました。
 
更に手軽に服用出来るように、近い将来には錠剤薬が開発されるようです。

 

 

 

 

治療は長期計画を

 

舌下免疫療法の服用を途中で休んだ場合は医師に相談しなければなりません。
 
少なくとも治療を2年間は継続する必要があります。
 
治療開始して、約8割の方に1年目、2年目と症状の改善が見られます。
 
もう一つの治療法として、花粉症シーズンの約3ヶ月前から治療を開始し、シーズン終了後に治療も止める方法でも改善効果があることが分かっています。
 
舌下免疫療法は、医師と立てた治療計画を守り、進めることがとても重要になります。
 
服用を休んだ場合は、最初からやり直しとなることもありますので注意が必要です。
 
舌下免疫療法は、新薬と厚生労働省の認定を受けましたが、健康保健適用の治療が開始から最初の1年間は薬の処方は2週間分までと制限されます。
 
十分な臨床研究期間を経過した新薬ですが、一年間は、一般に治療が公開された後の副作用や治療の運用状況を見守る期間でもあります。
 
最近の新薬の例の様に、子宮頸がんの治療の様に新薬として製造認可が下りて、広く治療が始まった後に重篤な副作用が出ることもあるのです。
 
2週間に一度は、病院へ通って、診察と薬の処方をしてもらうことになります。
 
例えば、長期の海外出張などで治療の継続が困難となる可能性がある場合は、治療の開始を慎重に検討する必要があります。

 

 

 

 

シダトレンは花粉症シーズンに治療を始められない

 

シダトレン 

 

スギ花粉症の治療である舌下免疫療法の開始は、基本的にスギ花粉が飛散していない時期からになります。
 
舌下免疫療法薬である鳥居薬品の「シダトレン」はスギ花粉のエキスで製薬されています。
 
体内にスギ花粉エキスを取り入れることで、アレルゲンであるスギ花粉に対する免疫作用を少しずつならして、アレルギー症状を抑えていく治療です。
 
つまり、スギ花粉の飛散時期に治療を始めた場合、薬と飛散しているスギ花粉、両方を体内に取り込むことになります。
 
その量が多ければ、強いアレルギー反応を発症する危険性があります。
 
既に舌下免疫療法の治療を始めている方も、スギ花粉の飛散時期には体内のアレルゲンが増加することが考えられますので、医師の管理下で慎重に治療をすすめる必要があります。

 

 

新規の治療の開始は、病院によって異なりますが概ね6月から11月の期間

 
新規の治療の開始は、スギ花粉やヒノキ花粉の飛散が終焉する6月から11月まで期間になっています。
 
平成27年10月までは、新薬であるため厚労省むにより2週間に1度通院する必要が義務づけられています
 
平成27年11月以降は、2か月に1度の通院で済むと思われます。
 
スギ花粉以外のアレルゲンに対して重度のアレルギー症状を発症している方は、治療が出来ない可能性があります。
 
また、医師の診察、適性検査を受けなければ治療を始めることは出来ません。

 

 

 

治療を始めるタイミングと治療の選択

 

シダトレン 

 

舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを体内に入れて、スギ花粉を体に慣らし免疫反応を徐々に弱める治療法です。
 
よって、スギ花粉が飛散しているシーズンに治療を始めることはできません。
 
なぜなら、治療薬のスギ花粉に飛散しているスギ花粉が加わり、体内のアレルゲンが増え、強いアレルギー反応を起こし副作用を生じることもあるからです。

 

治療方法の選択

 

治療法1.少なくとも2年間は治療を毎日継続する方法

 

完治には、少なくとも2年間毎日続けて治療をする事が推奨されています。
 
臨床試験では、約8の患者が完治又は改善したという結果が出ています。
 
体調が悪く、多少の発熱があっても服用には支障がない薬で毎日欠かさず飲み続けます。

 

治療法2.花粉の飛散約3か月前から治療を始め飛散終焉までの治療期間を限定する方法

 

約2年間、何らかの理由で継続出来ない方や、継続出来る自信のない方は、スギ花粉が飛散し始める3ケ月から4ケ月前から治療をスタートし、花粉の飛散が終わるまで服用を続けます。
 
この治療法の場合は、毎年このサイクルを続ける事になります。
 
2年間の継続治療に比べると効果が低いものの、かなり改善した例も多く報告されています。
 
舌下免疫療法は、医師の助けを借りて、患者本人が主体となって行う治療です。
 
治療方法の選択は医師に相談し、自分の生活スタイルや花粉症の症状の強さ、継続の意思などを総合的に検討し、どちらを選択するかを判断しましょう。

 

 

 

 

漢方薬治療にも通じる舌下免疫療法

 
シダトレン 漢方
 
 漢方薬で慢性病を完治させた私の体験です。
 
 物心がつく頃から毎年、突然扁桃腺が痛みと共に腫れて、40度近い発熱を繰り返していました。
 
高熱は、とても苦しくうなされ、寝付かれず怖い夢を見ていた記憶があります。
 
30歳を過ぎた時に仕事上で知り合った中国人医師に扁桃腺の高熱の持病を打ち明けたら、親切にも漢方薬の処方してくれました。
 
その日から、煎じ薬を1日二回朝と晩、数ヶ月間飲み続けた結果、翌年から全く症状が出なくなり完治しました。
 
中国人医師からは、原因は体質にあり、胸部から上に熱を持ちやすい体質であるため、この熱を下げる効果がある漢方薬を処方したと聞きました。
 
以来、20年以上経過していますが、医師の言った通りに体質が変わり扁桃腺熱から全く解放されています。
 
舌下免疫療法も体質を変える点では、漢方薬との共通点があると云えます。
 
花粉症の元になっているスギ花粉エキスその物を体内に入れて慣らす点では、少し違いもありますが、治療が免疫作用に関連している点では良く似ているように思います。

 

 

 

 

スギ花粉症舌下免疫療法の治療費用

 
舌下免疫療法を受けようと検討している方は、治療費用が気になるところです。
 
以前から健康保険が適用になっている花粉症の治療に注射による減感作療法があります。
 
減感作療法は、注射を受けるために頻繁に通院しなければならない煩わしさや強い副作用、さらに2年以上の長期間にわたることが負担になり、定着しませんでした。
 
健康保険が適用になった舌下免疫療法でも標準的な治療の期間は2年以上に及びますが、自宅で治療を続けらる利便性や治療期間をある程度、自分で決められる自由があります。
 

舌下免疫療法の検査費用と治療費用

 

治療を開始する前には、アレルギー検査を受ける必要があります。その検査の費用が初診料込みで5,000円から6,000円程度かかります。

 

治療費は健康保険が適用されて、月に2,000円から3,000円(3割負担の場合)程度になります。また、治療中に過剰反応や副作用が出た場合、その症状を抑える薬が処方されますので、その薬代が加算されます。

 

健康保健の適用を機に治療を検討してみてはいかがでしょうか

 

毎年、花粉症のシーズンになると、対処療法として通院や薬、対策グッズなどの費用がかかります。
対処療法は、症状が緩和されても、完治することはありません。
 
舌下免疫療法は、完治が約3割、症状の改善を含めると約8割という、慢性病においては、非常に高い完治率、改善率です。
 
毎年、スギ花粉の飛散する時期に花粉症の症状に苦しみ、対処療法の費用が長期的にかかることを考えると、舌下免疫療法が健康保険の適用になったいま、治療を検討する良いタイミングではないでしょうか。

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