シダトレン「舌下免疫療法」治療方法

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治療を始めるタイミングと治療の選択

 

舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを体内に入れて、スギ花粉を体に慣らし免疫反応を徐々に弱める治療法です。
 
よって、スギ花粉が飛散しているシーズンに治療を始めることはできません。
 
なぜなら、治療薬のスギ花粉に飛散しているスギ花粉が加わり、体内のアレルゲンが増え、強いアレルギー反応を起こし副作用を生じることもあるからです。

 

 

治療方法の選択

 

少なくとも2年間は治療を毎日継続する方法

 

完治には、少なくとも2年間毎日続けて治療をする事が推奨されています。
 
臨床試験では、約8の患者が完治又は改善したという結果が出ています。
 
体調が悪く、多少の発熱があっても服用には支障がない薬で毎日欠かさず飲み続けます。

 

 

スギ花粉の飛散約3か月前から治療を始め飛散終焉までの治療期間を限定する方法

 

約2年間、何らかの理由で継続出来ない方や、継続出来る自信のない方は、スギ花粉が飛散し始める3ケ月から4ケ月前から治療をスタートし、花粉の飛散が終わるまで服用を続けます。
 
この治療法の場合は、毎年このサイクルを続ける事になります。
 
2年間の継続治療に比べると効果が低いものの、かなり改善した例も多く報告されています。
 
舌下免疫療法は、医師の助けを借りて、患者本人が主体となって行う治療です。
 
治療方法の選択は医師に相談し、自分の生活スタイルや花粉症の症状の強さ、継続の意思などを総合的に検討し、どちらを選択するかを判断しましょう。

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