
シダトレンはどんな治療方法でしょうか
2015年3月に日本リサーチセンター社が花粉症患者を対象に行った調査で、舌下免疫療法について認知度について「内容まで知っている」は2割、「名前だけは知っている」は3割程度という結果が報告されていますが、現状ではまだ舌下免疫療法が国民に浸透している状況であるとはいえません。更に男性よりも女性の方が認知度は高いとの結果がでています。
毎日欠かさず服用します
舌下免疫療法は、医師から処方された用法を守り、毎日欠かさずに舌下薬の服用をしなければなりません。
治療を開始してから、2週間は薬を少しずつ増やし、3週間目から毎日一定量を服用します。
舌下に直接垂らす、将来は錠剤も
服用の仕方は、以前はパン片に薬をしみ込ませ、舌下に置き、約2分間キープする用法が標準的でしたが、臨床検査を重ねるうちに、最近では薬のシロップを直接舌下に垂らすことで十分な効果が得られることがわかってきました。
更に手軽に服用出来るように、近い将来には錠剤薬が開発されるようです。
治療は長期計画を
舌下免疫療法の服用を途中で休んだ場合は医師に相談しなければなりません。
少なくとも治療を2年間は継続する必要があります。
治療開始して、約8割の方に1年目、2年目と症状の改善が見られます。
もう一つの治療法として、花粉症シーズンの約3ヶ月前から治療を開始し、シーズン終了後に治療も止める方法でも改善効果があることが分かっています。
舌下免疫療法は、医師と立てた治療計画を守り、進めることがとても重要になります。
服用を休んだ場合は、最初からやり直しとなることもありますので注意が必要です。
舌下免疫療法は、新薬と厚生労働省の認定を受けましたが、健康保健適用の治療が開始から最初の1年間は薬の処方は2週間分までと制限されます。
十分な臨床研究期間を経過した新薬ですが、一年間は、一般に治療が公開された後の副作用や治療の運用状況を見守る期間でもあります。
最近の新薬の例の様に、子宮頸がんの治療の様に新薬として製造認可が下りて、広く治療が始まった後に重篤な副作用が出ることもあるのです。
2週間に一度は、病院へ通って、診察と薬の処方をしてもらうことになります。
例えば、長期の海外出張などで治療の継続が困難となる可能性がある場合は、治療の開始を慎重に検討する必要があります。

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