花粉症の一次症状から発症する二次症状

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花粉症の一次症状から発症する二次症状

 

花粉症の症状が続くことで、他の様々な症状がみられることがあります。
勿論、二次症状が出ない方もいます。
 
症状には個人差がありますが、精神的な症状から目に見える症状まで様々です。
 
精神的な症状としては、精神が不安定になり、イライラ感が増し集中力が低下するなどの症状から、食欲不振になることもあります。
 
精神的な二次症状の他にも次のような二次症状を引き起こすことがあります。

 

鼻づまりの症状から二次症状

 
鼻詰まりが続き重症化すると、匂いや食べ物の味を感じにくくなることがあります。
 
また、鼻呼吸が出来なくなり口呼吸になるため、口内や喉が乾燥しやすくなり、イガイガ感で不快感が出てきます。
 
ほこりやウイルスが口内や喉に直接付きやすくなり、風邪やインフルエンザなどの他の病気を引き起こす要因となる可能性もあります。

 

目痒みや涙から二次症状

 
目に異物が入った時の様なゴロゴロ感を感じます。
 
目が痒くなり、目を擦ることで、目が充血したり毛細血管が切れて血だまりが出来ることがあります。
 
眼球に傷が付き、視力が低下する原因にもなります。
 
目やの分泌が多いと朝、瞼がくっついて目が開けられないことさえあります。
 
更に、目を擦り過ぎることで、皮膚にメラニンが蓄積して目の周りにクマができます。

 

耳の奥の痒みからの二次症状

 
耳の奥に痒みが生じ、幼児や低学年の子どもの場合、むやみに鼻をいじるため、鼻血が
出たり、副鼻腔炎を起こすこともあります。
 
副鼻腔炎を起こすと微熱が続いたり、倦怠感や頭痛などの症状を起こすことがあります。
 

花粉による下痢や吐き気、腹痛

 

花粉が胃や腸に届くと下痢・吐き気・腹痛などの消化器症状が出る場合もある。
 
花粉が胃や腸の粘膜に届くと、目や鼻の粘膜で起こっている症状と同じことが起こります。
 
胃に花粉が届くと、胃酸の分泌が増えるため、吐き気を感じることがあります。
 
腸まで届くと、お腹の膨張感を感じて、下痢や腹痛などの症状を起こすことがあります。

 

皮膚の炎症からの二次症状

 
目の周りや首筋、腕等の皮膚のデリケートな部分に花粉が付くと花粉症皮膚炎を起こすことがあります。
 
特にアトピー性皮膚炎の方は花粉が飛散する時期になると症状が悪化する傾向があります。
 
また、二次症状が重度の場合は、アナフィラキシーショックなどの重篤な疾患を引き起こした例もあります。
 
様々な花粉症の症状が続く事でイライラが募り、精神的に不安定になりうつ病を発症するケースもあります。

 

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