花粉症イライラする目の痒みの改善法、対処法

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イライラする目の痒みの改善法は

 

 

花粉症には、様々な症状がありますが、代表的な症状は、クシャミ、水っぽい鼻水、鼻づまり、目の痒み、喉の痒みや痛みなどです。他にも、肌の痒みや火照りなどの症状が出る人もいます。

 

花粉症の目の症状

 

症状の中でも目の痒みは、イライラ感が強く通常の生活にも支障が出てしまいます。
 
目は大変敏感な部分ですので、症状も強く出てしまいます。
 
花粉症による目のアレルギー症状はかゆみ、ゴロゴロ感、涙、充血、目やに、まぶたの腫れなどがあげられます。

 

花粉によって起こる花粉性結膜炎の症状は眼球のかゆみと結膜の充血です。
 
花粉症による鼻炎の発症率が65?70%と高い一方で、花粉性結膜炎は少ない傾向にありますが、かゆみやゴロゴロ感は耐え難い症状でもあります。
 
花粉性結膜炎は角膜や眼球を包んでいる皮膚の内側の結膜は粘膜であり、花粉が侵入して付着し涙の水分を吸収して破裂してアレルゲンが放出されてアレルギー症状を引き起こしています。
 
花粉が眼内に入ると血管周囲に存在するIgE抗体との結合により結膜実質内に放出されたヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出されて知覚神経に散在する受容体と結合して眼球のかゆみや充血などの症状が生じます。

 

黄砂やPM2.5が悪化原因

 

春先には中国から飛来する黄砂やPM 2.5などが花粉と結合することで、結膜炎を更に悪化させている原因になっています。
 
黄砂には微生物の死骸や大気汚染物質なども付着しているため悪化原因となっています。
 
また、PM2.5や黄砂に含まれる硫酸塩や硝酸塩などの化学物質や金属類、ディーゼル排気粒子が花粉の殻を破裂させることで花粉のアレルゲンが放出されて花粉性結膜炎を悪化させる原因になっています。

 

 

目の痒みで注意すること

 

目の痒みはストレスを生じて目を擦りたくなるものです。
 
しかし、眼球を不用意にこすると角膜を傷つけたり、網膜はく離を起こす原因にもなりますので要注意です。

 

重度の症状がある人の中には眼球を取り出して洗いたいほどに辛いといいますが、症状が酷い時には眼科で診てもらいましょう。
 
こすらない事が目の症状の悪化の防止につながります。

 

 

花粉症の目の予防保護

 

花粉の飛散情報を調べて飛散量が多い日は出来れば外出を控えましょう。
 
花粉の飛散量が多いパターンとしては、前日に雨が降って、当時は晴れて気温が高く湿度が低く風の強い日です。
 
外出時は眼を保護するためにゴーグル型眼鏡やマスク、花粉が付着しにくい素材のコートやつばの広い帽子を着用するようにしましょう。

 

目薬

 

薬局では数種類の花粉症対策点眼薬が取り扱いされています。結構効果がありますので、早めに使用されることをお勧めします。
 
花粉飛散が本格化する前に初期療法には角膜安定化作用が有るメディエーター遊離抑制薬を用いて、本格的な飛散の時に抗ヒスタミン薬に切り替える処方がなされています。
 
また、ヒスタミン受容体を不活化させて受容体との結合を抑制させる作用を持っている抗ヒスタミン薬も開発されています。

物理的に花粉を目から遮断するメガネが一番有効と言えます。

 

目の洗浄

 

目の充血や違和感があるときは市販の洗浄薬を所定のカップに入れて、目を開けて密着させ液体の中で数回まばたきをしましょう。
 
終わったら洗浄液を捨て、片眼も同様に洗浄すると楽になります。

 

目を冷やす

 

清潔なタオルやハンカチを冷蔵庫などで冷やしてまぶたを冷やすことで感覚を麻痺させることでスッキリとして楽になります。
 

花粉症発症のメカニズム

 

花粉症は、国民病とも言われており国民の4人に1人が花粉症との調査もあります。
 
花粉症を発症していない人は毎年花粉症を発症する可能性が高まっているともいえます。
 
人の免疫機能に関わる防御システムで体内に花粉が侵入してくると異物と判断し体内にIgE抗体をつくり、この抗体が体内に蓄積していきます。
 
この抗体は増え続け、いっぱいの飽和状態になると次に花粉が侵入してきた時に花粉症を発症してしまいます。

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