漢方薬の機序と似ている

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免疫機能をコントロールする「舌下免疫療法」

 
日本の免疫療法の歴史は100年と云われていますが、これは医療機関で免疫療法が行われるようになってからの歴史と云えます。
 
日本では江戸時代から用いられた漢方薬は、即効性よりも中長期的な期間にわたり、免疫機能に作用し体質を変える薬です。
 
漢方薬は広い意味で免疫療法と云えるかもしれません。
 
健康保険の適用が決まったスギ花粉症の治療薬である鳥居薬品のシダトレンは、舌下免疫療法薬で、従来の対処療法の治療薬とは対極に位置する治療薬と云えます。
 
舌下免疫療法は、花粉症のアレルギーの根源であるスギ花粉のエキスを体内に入れることで体をアレルゲンであるスギ花粉に慣れさせる治療法です。
 
言ってみれば「毒(花粉は毒ではありませんが)をもって毒を制す」治療法とも云えます。
 
当然の事ながら、体が異物だと認識している物を体内に入れることは危険ではないかと誰でも感じるところではないでしょうか。
 
体内に一度に多くのスギ花粉が増えると強いアレルギー症状を引き起こしますので、スギ花粉の飛散している時期に治療を始めることは出来ません。

 

この舌下免疫療法は、オーダーメイド療法とも云われ、医師と相談の上、綿密な治療計画を立てて進める必要があります。

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