
重度の花粉症から解放された体験談
舌下免疫療法はアレルゲンである花粉を体内に入れることで免疫を慣らしていく治療法で花粉に対して過度に免疫が働かない様にする体質改善の治療法です。
漢方では体内で過剰に働いている作用を抑える処方があり、期待している作用は非常に似ているといえます。
当サイトでは、舌下免疫療法を受けたことで花粉症の症状が改善した体験談をご紹介します。効果の程度は人によっても差異がありますが、全体の7〜8割の人が改善したと報告されています。
舌下免疫療法で劇的に改善した千葉県に在住の主婦の方の場合の治療体験
30年近く花粉症に苦しみ、特に夜は症状がひどく目やにで目が開けられない程に重度の花粉症でした。
花粉症の季節である3ヶ月間は家に引きこもり状態、外出する時はマスクにメガネ、帽子を深くかぶり、花粉が付着しにくいツルツルのコートを着用し完全防備。
家族でさえ、近寄りがたい格好で外出していたそうですが、にしても、それでも症状が出て辛い日々であったそうです。
劇的に改善した
この主婦の方の場合、まだ健康保健が適用になっていなかったので治療費も高く6万円程かかったそうですが、2年間の舌下免疫療法の治療後は、以前の花粉症の症状が劇的に改善し、花粉量が多い日も目の痒みが少しある状態まで改善したそうです。
舌下免疫療法はこんな治療法
舌下免疫療法は、読んで字の如く、舌の下に薬を置く用法で、舌下に約2分間キープします。
薬は舌下の粘膜より吸収され、ターゲットとしているリンパ器官へ届きます。
舌下なので唾液とともに早く飲み込んでしまうおそれがあるため、
臨床試験では食パン片に薬をしみこませて舌下に置く方法が主流でしたが、最近では直接舌下に垂らしても十分な効果が得らるように設計されています。
また、より効率よく吸収を促すために錠剤も研究されています。
なぜ、舌の下に置くのかについては、舌下は免疫細胞を司る喉にあるリンパ腺に近いため、より高い効果を出すために適した場所であるようです。
舌下免疫療法薬は、スギ花粉のエキスで製薬されており、スギ花粉に対して体を慣らすことで、体質を変える薬と云えます。
例えば、鼻の粘膜に3個の花粉が付着して、花粉症の症状が出ていた人が30の花粉が付いても症状が出なくなる様な免疫療法です。
治療法は最低でも2年間、毎日舌下免疫療法を継続します。途中で飲まない日があった場合は医師に相談しましょう。
新薬は最初の1年間の処方の期間が2週間と定められているため、健康保険の適用が開始されて向こう1年間は、2週間に一度通院して、舌下免疫療法薬を処方してもらう必要があります。
完治が3割、治療開始前にはアレルギー検査などを受ける必要
舌下免疫療法薬の治療効果花粉症完治が約3割で全体の8割が改善しています。
治療の開始前には、アレルギー検査を行います。人によりアレルゲン(アレルギーを起こす物質)は様々です。
アレルゲンを調べ、そのアレルギー反応の強弱も検査する必要があります。
副作用は約1割、副作用の症状は口中の腫れと痒みで軽度の副作用と云えます。
舌下免疫療法が受けられない方
@アレルギー検査で不適格治療と判断された方
A抗がん剤治療をしている方妊娠している方
B重度の喘息患者
C12歳未満の幼児、児童
ただし、12歳未満については、臨床研究中であり、所定の検査を経て、結果次第で今度、認可される可能性があります。
舌下免疫療法で花粉症が改善した体験談・レビュー
「舌下免疫療法で花粉症が完治しそうです」 38歳の女性
年々、花粉症の症状が重たくなってきた時に、かかりつけの担当医から花粉症の症状に根治の可能性がある治療法があり、新しく保険適用になったと紹介されたので、舌下免疫療法を試してみることにしました。
しかし、治療がどのようなものかがよくわからなかったので、担当医から治療方法の説明を受け、また自身でも舌下免疫療法について調べました。
インターネットで検索してみると舌下免疫療法の治療体験談が掲載されている医療の情報サイトがたくさんあったので、必要な情報が入手でき、参考にすることができました。
これによって、舌下免疫療法を受けることを決意して、治療に臨みました。
治療を始めてから約1年になりますが、おかげで現在は花粉症の症状がだいぶ改善しています。さらに続ければ完治しそうな状況までこぎつけました。
「スギ花粉症の私にとってぴったりの舌下免疫療法」 18歳の 女性
新しい花粉症の治療体験談をお話します。
毎年、春先に花粉症にかかりとても辛い思いをしていました。
薬は眠たくなるので、他の治療法がないか探していたところ、舌下免疫療法というものを見つけました。
この治療法はアレルギーの原因物質となっているスギ花粉のエキスを舌の下に投与して体内に吸収させる方法で、継続的に行う事で症状を軽減し根本治療していくというものです。
特にスギ花粉に効果があるとのことで、私にはぴったりでした。
病院へ行くと、治療のために様々な検査を行いました。
治療方法としては先ほど説明したようにとてもシンプルです。
まず、病院で先生が見ている時に自分で投与することから始まります。
最初は日を追うごとに投与の量を増やしていくのですが、過度なアレルギー反応を起こす場合もあるので1人の時に投与してはいけません。
長期間かけて治していくので完治までは2年程度かかるそうですが、少しずつ症状が軽くなっているような気がします。完治に向けて頑張ります。
「舌下免疫療法をアレルギー症状も起こさずに続けています」 26歳の女性
舌下免疫療法による花粉症治療の体験談です。
治療することが可能かの判断するために医師の問診を受けました。
高血圧などの薬を服用の有無等の問診もありましたが、幸いないことにそれらの項目には該当するものもなく、舌下免疫療法の治療が可能との判断を頂きました。
数日後の診察の予約をして初日は終わりました。
そして、予約をした日の診察では舌下免疫療法についてと急激なアレルギー反応と副作用といった詳しい説明を頂き、それによって経過をみながら薬を処方して継続していく療法を行う旨を説明されました。
舌下免疫療法はアレルギーを引き起こす物質を舌の下に投与して、身体に吸収させて症状を軽くしていく治療方法であるとのことでした。
実際にその日の帰りに目薬の様な薬を称して頂き1日1度落として服用することになりました。
幸い特に痛みや気持ち悪いといった症状もなく、その後の数か月は、10日に1度受診して診察と薬の処方を受ける事になりました。
「舌下免疫療法で症状が軽くなりました」42歳の女性
花粉症に悩まされている私は、舌下免疫療法という治療法があることを知りました。
まず、治療体験談を参考にしてみることにしたのです。体験したという人のブログをインターネットで見てみました。
舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質のエキスを舌の下に投与するというものです。
このようにして、体内にアレルゲンをあえて取り入れていきます。
継続的に行うことによって、次第に免疫力がついてしまうという治療法です。
たしかに、これは一理あると思いました。早速、担当医に相談して行ってみることにしたのです。
ちょうど、私が通っている内科でも舌下免疫療法に注目しており、治療ができるようになっていて良かったです。
体験した人のブログどおり、私も次第に症状が軽くなってきました。
どうやら私にはこの治療法が合っていたようです。
舌下免疫療法で鼻の通りが改善し眠れて、かゆみもなくなりました。
毎年毎年花粉症の症状に悩まされていました。
舌下免疫療法の治療体験談を読んで自分自身もこの舌下免疫療法を試して花粉症が良くなったらいいなぁと思い、舌下免疫療法を花粉症の時期にお世話になっている、病院の先生にお願いしました。
治療体験談通り、とてもよく効きました。
舌下免疫療法はとても簡単で、花粉症の症状がすぐに良くなってきました。
夜も鼻がつまり、息苦しくてなかなか寝つかれなかったのですが、鼻の通りがよくなって、ぐっくり眠りにつくことができるようになりましたし、目のかゆみ、涙がほとんどなくなりました。
くしゃみもなくなり、日々の生活が本当に楽になりました。
もっと早くから舌下免疫療法を試していれば良かったです。
「舌下免疫療法で昨年よりも症状が軽くなりました」 32歳の男性
20歳くらいから花粉症になり、その時期は毎年、目のかゆみや鼻水などに苦しめられてきました。
病院に行き薬を処方してもらったり、花粉症に良いという食材を摂るようにしてみたりと、色々試してきました。
そして、平成26年に発売された、舌下免疫療法を試してみることにしました。
その治療体験談を紹介します。
これは、舌にスギの花粉エキスをたらすことによって、花粉症を治すという新しい方法で、花粉に対して免疫をつける、という治療方法です。
この花粉のエキスを舌にたらして、2分ほどそのままにした後に飲み込みます。
1日1回、3年から5年続ける、という治療方法です。
この治療法を始めて、約1年近くになりますが、今年の花粉の時期は今までよりは軽かった印象です。
「舌下免疫療法で来年の春先が楽しみです」 72歳の女性
毎年、ひどい花粉症に悩まされています。
薬を服用はもちろんの事、マスクやメガネ、手洗いうがいもかかしません。
ヨーグルトがよいと聞いて毎日食べたこともあります。
てん茶も買って飲んだりしています。
そんなとき、舌下免疫療法というのがあり、安全で効果も高いと聞いたのでやってみることにしたのです。
そこで私の治療体験談をお話します。
治療自体は病院に行って処置を受けるだけです。舌の下にちょっと液をたらすだけです。
少しの間、そのままでいますが、最後は飲み込みます。多少の甘みがありますが、美味しくはないです。
最初、花粉症の症状が出るかもといわれましたが、まったくなかったです。
週に1回通ってやってもらっています。また花粉の時期ではないので、効果のほどは分かりませんが、期待しています。
「舌下免疫療法の治療中ですが毎日少し面倒です」 48歳の男性
毎年、花粉症に悩んできました。
症状も年々ひどくなり、くしゃみ、鼻水、目が赤くなったり、肌荒れを起こすようになりました。
喉も痛くなり春先は外に出るのも嫌になっていました。
今通っている耳鼻科から舌下免疫療法があることを教えてもらいました。
そこで、医師の紹介で舌下免疫療法の実績のある病院を紹介してもらいました。
舌下免疫療法の治療体験談について話します。
まず、開始した時期は、花粉症の症状が出る前が良いと言われたので10月です。
病院で何の花粉で花粉症になっているのか調べてもらいました。
私はスギ花粉でした。
そして、そのスギのアレルゲンを舌に付けて様子をみました。
最初は、1日1回液をたらしていました。
それを今は、1ヶ月間続けています。
これを続けていくと今年の花粉症は軽くなるので楽しみにしていますが、毎日、舌に液をたらすのが面倒です。
「舌下免疫療法は自宅で出来るので続けたいです」 71歳の男性
私は10年前に、突然花粉症が発症し、以来毎年その症状に悩んできました。
2月に入ると、鼻がむずむずしはじめ、くしゃみもひんぱんに出ます。
3月になると目が真っ赤になり、鼻もかみ過ぎて赤くなり、とてもかっこ悪い顔になってしまいます。
ここで私の治療体験談を紹介しようと思います。
今までの治療は投薬、そして注射による免疫療法を行ってきました。
少しはましになるものの、根本的な回復には至りませんでした。
そこで次に行ったものが、舌下免疫療法です。
これは2014年に健康保険が適応になった治療法で、スギ花粉を含んだエキスを舌の下にたらし、2分間待ち飲み込むというものです。
注射に比べてよいと思うのは、自宅で行えることです。
また、注射のように痛くありませんし、味もほんのり甘いので気になりません。
今年は少し症状がましになったように感じましたので、根気欲続けたいと思っています。
「舌下免疫療法を継続して完治したいです」 22歳の女性
私は春先になると毎年鼻水やくしゃみ、目の痒みなどに悩まされていました。
睡眠不足にもなるし、毎年とてもつらかったのです。
そんな時に、花粉症の舌下免疫療法というのを知って、これはその治療体験談です。
舌下免疫療法は、今までの花粉症治療の対処療法とは異なる根本治療が期待できるというものです。
色々と説明を受けたのですが、花粉症の原因になっているスギ花粉のエキスをちょっとずつ吸収させて免疫をつけるということのようです。
治療方法は、シダトレンという薬を舌の下にスプレーするだけで、2分そのままにしてその後は飲み込むのですが、少量なので飲み込むというほどでもなかったです。
今は治療開始から約1年経っていますが、幸い私には効果があるようなので継続して完璧にしたいです。
漢方の作用に似た「舌下免疫療法」
日本の免疫療法の歴史は100年と云われていますが、これは医療機関で免疫療法が行われるようになってからの歴史といえます。
日本では江戸時代から用いられた漢方薬は即効性よりも中長期的な期間にわたり免疫機能に作用し体質を変える薬です。
漢方薬は広い意味で免疫療法といえるかもしれません。
健康保険の適用が決まったスギ花粉症の治療薬である鳥居薬品のシダトレンは舌下免疫療法薬で従来の対処療法の治療薬とは対極に位置する治療薬と云えます。
舌下免疫療法は花粉症のアレルギーの根源であるスギ花粉のエキスを体内に入れることで体をアレルゲンであるスギ花粉に慣れさせる治療法です。
言ってみれば「毒(花粉は毒ではありませんが)をもって毒を制す」治療法ともいえます。
当然の事ながら体が異物だと認識している物を体内に入れることは危険ではないかと誰でも感じるところではないでしょうか。
体内に一度に多くのスギ花粉が増えると強いアレルギー症状を引き起こしますのでスギ花粉の飛散している時期に治療を始めることは出来ません。
この舌下免疫療法はオーダーメイド療法とも云われ、医師と相談の上、綿密な治療計画を立てて進める必要があります。
舌下免疫療法の治療を花スギ粉の飛散が終わる6月頃から検討してみませんか。

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