重度の花粉治療

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花粉症の診断と治療(手術)

 

花粉症の診断と治療

病院での検査(風邪と花粉症の判別)
 
 花粉症を突然発症した場合は、問診だけでは判断できないため鼻の粘膜を内視鏡で拡大してみると、花粉がついたところが点状に腫れ上がっているので花粉症と判断されます。
 
 花粉は、スギ花粉の量多いと全ての粘膜にアレルギー反応を起こすため、目のかゆみ、ぜんそくの症状、腸の粘膜で下痢などの症状もおこります。
 
◎最新の花粉症検査方法
 
1.問診 症状を聞かれる。
 
2.ファバースコープにより下鼻甲介粘膜を調べる
 
3.血液検査でアレルギーの種類を調べる方法で12種類の花粉種類に対するアレルギー反応を調べる。+2以上で陽性
 
4.レントゲン検査 花粉症以外の鼻の病気がないかを検査
 

 自分の花粉症の種類と重症度を知ることが大切です。最重症型の場合は、治療しなければ更に悪くなる可能性が高いので、症状に気づいたら早めに治療することをおすすめします。
 
 花粉症の診断と治療は、専門の耳鼻科に限らず、内科、皮膚科でも対応してもらえます。採血により判断することができます。
 
 しかし、3年たつと新たに花粉の抗体が出来ている可能性があるので、3年に一回は血液検査をしたほうが良いようです。花粉症の抗体は増えることはあっても減ることはありません。
 
 自分の花粉症の種類と重症度を知ることが大切です。薬を選ぶ場合も自分の花粉症のタイプによって薬を選ばなければなりません。 
 
 重症の軽い程度までは薬での治療が一般ですが、内服で治らないと最近では手術する方が増えています。

 

 

くしゃみ、鼻水型の花粉症には、レーザー治療が有効

 

鼻水の花粉症にはレーザー治療

 

 花粉症は放置していても治ることはありません。
 
 自分に合ったサプリメントや薬を見つけて花粉が飛ぶ二週間くらい前から使うと効果的です。
 
 余りにも酷い花粉症は医療機関にかかり、治療する方が増えています。
 
 レーザー治療では、鼻の粘膜を焼き花粉に反応しないようにする手術です。
 
 局所麻酔をして15分後にレーザー手術により下鼻甲介粘膜を焼きます。重症でも少し軽い程度の方が対象で、手術は10分程度で終了します。
 
 手術前の局所麻酔は、麻酔薬を浸したガーゼを下鼻甲介粘膜に付けて15分程度で麻酔が効きます。手術中には痛みはありません。
 
 レーザー治療の効果は半年程度です。粘膜を焼けすぎないようにコントロールされて、火傷の程度で一度から二度です。
 3〜4箇月でもとの粘膜に戻るようになっています。
 
 焼きすぎると、埃などを排出する除塵など鼻の本来の機能が失われてしまいます。

 
 花粉の飛散時期だけに限って、レーザー治療を行い花粉対策を優先し、それ以外の期間は下鼻甲介粘膜を通常の状態に戻します。

 

鼻づまり型花粉症には、コブレーター治療

 

鼻づまりにはコブレーター治療

 

 レーザー治療が効かない鼻づまり型花粉症にコブレーター治療をする方が増えています。
 
 下鼻甲介が腫れて鼻の穴の通りが慢性的に塞がれている状態です。
 
 レーザー手術のように下鼻甲介粘膜は焼かずに下鼻甲介の容積を減らすため、腫れを縮小させて鼻の隙間を広げる手術です。 
 
 下鼻甲介の容積縮小のため腫れた下鼻甲介部分に針を刺し、10秒くらい熱を加えて中の液体を蒸発させます。手術は出血も無く両方の鼻で10分程度終わります。
 
 手術直後に効果が実感できるようです。局所麻酔なので痛みはなく日帰りの手術です。
 
 以前の手術の切開施術だと一週間入院しなければならなりませんでした。
 
 通常、レーザー治療とコブレーター治療は花粉症の症状が出る前にするようです。

 レーザー治療とコブレーター治療は、スギ花粉が飛ぶ前の12月から1月にかけて受けるのが良いようです。
 

 逆に花粉症の症状が出る時期にこの手術をすると炎症が酷くなり出血し、一時的に腫れて苦しい思いをする場合があるようです。
 
 レーザー治療とコブレーター治療は、健康保険が適用となり、三割負担の一万円程度で出来ますので、薬などの治療をするよりも最初からレーザー治療とコブレーター治療を受けた方が結局費用的に安く済むようです。

 

 

花粉症を発症する段階

 

花粉症を発症する段階

 花粉症が発症する段階には大きく分けて第一から第三段階まであります。
 
 次の段階を経て花粉症が発症します。 
 
第一段階
 
 鼻の表面の粘膜に花粉がつき、花粉には殻が付いていますが、この殻がパチンと割れて、中の物が溶け出し粘膜の下の基底膜に入り、これをアレルゲンを感知する細胞であるマクロファージが食べて体に有害なものかを判断する。
 
第二段階
 
 体に危険と判断した場合に、花粉に対抗する特異的IGE抗体を作り、この過程を一年、二年と繰り返していくたびにどんどん特異的IGE抗体が増えていく。
 
第三段階
 
 概ね三年程度で圧倒的に増えて飽和状態となり、粘膜にあるもう一つの抗体(肥満細胞)と特異的IGE抗体が付着することで新たな花粉が侵入した時にアレルギー反応を起こす準備を完了(感作という)。
 

 次に花粉が鼻の粘膜に到達したときに、肥満細胞に付着したIGE抗体とくっつくと抗原抗体反応を引き起こし肥満細胞が破れてヒスタミンロイコトリエンの化学物質が体から放出されアレルギー症状を引き起こす。
 
 花粉症は、自分自身の免疫反応なので完治は難しく、老衰して免疫力が大幅に低下しなければ花粉症は治りません。
 
 一度、発症すると一生苦しむことになります。年をとったからといって和らぐことはありません。
 
 また、花粉症になる人とならない人がいるのは、様々な研究者が研究していますが、はっきりしたことはわかっていません。

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