2015年の春、スギ花粉飛散予測 第二報
1月14日に気象庁が発表したスギ花粉の飛散予報では、関東では2月の中旬、2月14日から17日ころから始まるようです。
例年より少し遅いようです。これは、年が明けてからの気温との相関性がありまして、気温が高い日が多いほど、花粉の飛散時期が早まります。
スギ花粉の飛散量は、関東で昨年の2.5倍と予想されています。
今年は、気象庁と埼玉県の花粉予想に食い違いが出ています。
埼玉県では、花粉の飛散が昨年の半分との予想です。
県内のスギの木の雄花を数えた結果だそうです。
秋の雑草の花粉とは違って、杉の木は高いので、スギ花粉は数十kmから時には三百kmも飛散すると云われています。
埼玉県下のみを測定しても余り意味がないような気がします。
何れにしても1月下旬から早めの花粉症対策を始めましょう。
全国の飛散予測第二報です。参考にしてください。
米国では花粉の飛散開始時期や期間を方程式で算出
日本の花粉症の原因は、スギ花粉が大部分を占めていますが、世界的にはスギの植林が日本の様に多くなく、白樺や樫の木、雑草などの花粉が原因の花粉症が多いようです。
欧米でも花粉症は流行っており、先進国では人口の5%から30%に様々な症状をもたらしていると推測されています。
日本で保険適用になったスギ花粉の舌下免疫療法は、ヨーロッパの医療機関では以前から一般的に行われています。
この度、アメリカの研究者が花粉シーズン開始日と飛散期間を6日以内の誤差で予測する方法を開発したと発表しました。
花粉の飛散が開始する時期を知ることは、花粉症患者や花粉症を予防している方に大変重要な情報です。
日本でも気象庁などが毎年飛散時期や飛散量を発表していますが、次のような条件を要素に取り入れているようです。
◎前年の夏の気象条件 気温が高く雨が少ない → 花粉の飛散が多い
◎前年の花粉飛散状況 前年が飛散多い → 今年の飛散は少ない
◎スギの雄花のつぼみ数 つぼみが多い → 飛散量が多い
◎1月1日からの最高気温を累計して400度に達した頃に飛散が始まる
2015年は、九州地方と四国地方以外の地方は飛散量が昨年よりも多くなるとの予想をしています。
米国の研究グループも、日本と同様に主に「気候要因」を考慮して「平均気温」「降雨量」「平均気温を累計した積算」などや前年の「花粉飛散日」と「花粉飛散期間」などの複数の気象要因と花粉飛散の相関性についての方程式を編み出したようです。
2015年の春、スギ花粉飛散予測 第一報
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