鳥居薬品株式会社の企業理念
厚生労働省の製造販売の承認を受けたスギ花粉の舌下免疫療法薬「シダトレン」は鳥居薬品株式会社が医師と共同で研究や臨床検査を繰り返し完成させた新薬です。
鳥居薬品株式会社の企業理念は世界に通用する医薬品を通して人々の健康に貢献する事です。
140年間にわたり医薬品の製造と販売を手掛けてきた歴史と伝統のある製薬会社といえます。
また、更なる成長を目指して日本たばこ産業株式会社と協業体制を構築しTPPなどの国際的な潮流にも対応すべく事業の体制を構築しています。
舌下免疫療法薬が誕生した経緯
医師主導で始まった舌下免疫療法薬の研究
花粉症の患者が年々急増するなか、医師は従来の対処療法である薬物療法や唯一根治療法である注射による減感作療法では「強い副作用」「注射による痛み苦痛」「通院の手間と費用」など大きな欠点があるため治療に強い限界を感じていました。
業を煮やした医師たちは、独自で舌下免疫療法薬の研究を始めました。
しかし、医師単独での新薬開発には限界があり、舌下免疫療法薬のエキスの製品化には製薬会社の協力が不可欠でした。
しかし、新薬開発には莫大な投資が必要になるため、当初は手をあげる製薬会社はありませんでした。
鳥居薬品の利益のみを優先しない企業理念
鳥居薬品は、注射による減感作療法薬などの製造販売を手掛ける国内唯一の製薬会社です。
診断薬など約140種類のエキスの年間売上は10億に満たない状況にもかかわらず、自社しかない義務感から製造販売を続けてきました。
ここに鳥居薬品の利益追求だけではない、企業理念の素晴らしさを感じるところです。
医師主導で研究が進む中、安全性と有効性が確認され鳥居薬品は舌下免疫療法薬の研究開発を決断、医師と共同で臨床研究を続けた結果、舌下免疫療法薬の「シダトレン」が厚生労働省の製造販売の承認を取得しました。
鳥居薬品は様々なアレルゲンの免疫療法薬を研究開発中
鳥居薬品は、薬の利便性の観点からスギ花粉症の舌下免疫療法薬のエキスから錠剤への開発を手掛けております。
また、同じアレルゲン領域であるダニアレルギーの舌下免疫療法薬の開発も進めています。
今後も更にアレルギー治療の領域を拡大して、様々なアレルゲンに対応できる免疫療法薬の開発に期待が持たれています。
日本はヨーロッパ諸国に比べると免疫療法の分野では遅れをとっていますが、今後は鳥居薬品を中心としてこの分野の治療が拡大してくるものと思われます。
鳥居薬品は将来的にもアレルギー分野では大変有望な企業といえるのではないでしょうか。
公益財団法人日本アレルギー協会のご特徴
公益財団法人日本アレルギー協会は、昭和42年に現厚生労働省の認可を受けて設立された公益法人で、設立以来国民の保健と福祉に寄与するためアレルギーについての知識の普及、啓発活動、更に指導やアレルギー研究の助成などの活動をしています。
具体的には、花粉症や食物アレルギーなどのシンポジウム、セミナーなどを開催しています。
花粉症の新薬である舌下免疫療の医師対象の講習会なども開催しています。
国内では、花粉症などのアレルギーを持っている国民は全人口の50%を超えるような状況にあります。
わが国では、戦後の高度経済成長以来、国内のアレルギー疾患は増加傾向で先進国や新興国など経済発展に伴って世界的にもアレルギー疾患が増加傾向の様相を呈しています。
アレルギー疾患は国際的にも大変重視され注目されている疾患です。
公益財団法人日本アレルギー協会の究極の目的はアレルギー疾患の克服を掲げています。
公益財団法人日本アレルギー協会のホームページ
一般社団法人日本アレルギー学会の特徴
一般社団法人日本アレルギー学会は1952年に設立された公益法人でアレルギーおよび臨床免疫を共通の研究テーマとしている基礎医学者及び臨床医より構成されています。
臨床の専門分野としてはアレルギー・免疫反応をベースに発症する気管支喘息、過敏性肺臓炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、薬物アレルギー、免疫不全などが主なものでありますが、その他アレルギーの介在している疾患は数多く、これらについても対象疾患として取り組んでいる学会です。
具体的には、下記の事業を実施しています。
(1) 学術大会、学術講演会等の開催
(2) 学会誌、診断・治療ガイドライン、その他の刊行物の発行
(3) 専門医、指導医、教育認定施設等の認定
(4) 研修及び教育の実施
(5) 研究の奨励及び研究業績の表彰
(6) 会員及び国内外の関連学会あるいは団体との連絡及び協力
(7) 国際的な研究協力と交流の推進
(8) 普及啓発活動
(9) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
一般社団法人日本アレルギー学会のホームページ
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会の活動と特徴
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会は、耳、鼻、口腔・咽頭、喉頭、気管、食道、頭頸部と広範囲にわたる領域において新生児から老人まで多彩な疾患の診療・研究を実施しています。また、耳鼻咽喉科専門医の育成と、学問・研究の推進および新しい診断・治療法の確立に努めており、国民の健康と医療の将来に貢献しています。
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会は、耳鼻咽喉科領域に関する以下の事業を実施しています。
1.調査および研究事業
2.広報事業
3.研究会および学術講演会等事業
4.専門医制度に関する事業
5.学会誌および図書等刊行事業
6.社会保障に関する耳鼻咽喉科学的研究調査事業
7.関連学術団体との協力事業
8.国際的な研究協力推進事業
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