秋のイネ科花粉、目の痒みを発症した児童が2580人

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目の痒みや充血を発症した児童が延べ2580人

 
9月上旬、秋の花粉症が始まったのでしょうか?
 
秋の花粉症は、イネ、ブタクサ、ヨモギが代表的ですが、もし、今回がイネの花粉症だとすると、一定の地域で、一度に同じ症状を発症したケースは珍しいかもしれません。
 
ニュースの内容は、以下の通りです。
 
「岐阜県大垣市と羽島市の児童や生徒430人が3日に目のかゆみや充血などを訴えた問題で、県は4日も、4市町の42小中学校に通う計2150人が同様の症状を訴えたと発表した。2日間で延べ2580人に上り、県は「イネ科の花粉によるアレルギー性結膜炎の可能性がある」としている。全員が軽症という。」
 
花粉症は、既に発症している人では、花粉に接することでくしゃみや痒みなどの症状がでますが、
 
まだ、発症していない人で、花粉症の素因を持っている方は、何れは発症する可能性があります。
 
更にニュースでは、
 
「4日の内訳は、羽島市14校1604人▽大垣市18校287人▽養老町6校104人▽輪之内町4校155人。ほかに教職員15人の発症も確認された。運動会の練習や野外活動をしていた学校が多かったという。1、2日になかったイネ科の花粉の飛散が3日に確認されたことや、無人ヘリコプターによる農薬の散布などは確認されていないことから、イネ科の花粉によるアレルギーの可能性が疑われるという。この地域では2011年の8月末から9月初旬にかけても同様の被害があり、延べ2531人が受診している。」
 
花粉症の抗原であるイネの花粉が、大量に飛散して、まだ花粉症を発症してない予備軍の人たちが、発症した可能性もあります。
 
花粉症の新しい治療法である「舌下免疫療法」が健康保険の適用を受けることになりました。
 
花粉症の根治が期待できる免疫療法です。
 
花粉症の可能性が疑われる場合は、早めに専門医に相談することをお勧めします。

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