花粉症の頭痛のメカニズムと改善法対処法

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花粉症が原因の頭痛のメカニズムと改善法、対処法

 

目のかゆみ

 

花粉症が原因で起こる頭痛いくつかの種類がありますが、花粉症の直接の症状ではなく二次的疾患と言えます。

 

花粉症に起因する頭痛のメカニズム

 

1.花粉症の代表的な症状である鼻詰まりにより酸素不足に陥り脳に十分な酸素を供給できなくなり頭痛が起きます。

 

2.副鼻腔炎による頭痛が考えられます。免疫機能が低下すると副鼻腔と鼻腔の通路に炎症を起こして腫れ、空気の通りが悪くなることで副鼻腔と鼻腔に気圧の差ができることで頭痛を生じてしまいます。

 

花粉症に起因する頭痛の対処法、改善法のご紹介

 

1.の酸素不足の場合は鼻詰まりを解消すれば、脳に酸素が正常に供給されますので頭痛は解消されると考えられます。

 

昔から鼻の通りを良くする民間療法として次の事をやってみて下さい。

 

◎蒸した暖かいタオルを鼻柱にかけると症状が緩和します。

 

◎ツボ療法として鼻の両脇を両手の人差し指でゆっくりと指圧すると鼻の通りが良くなります。

 

2.の炎症による頭痛の場合、免疫力が低下しており、まず治療としては副鼻腔に炎症を抑えるため耳鼻咽喉科に受診して抗生剤を処方してもらいましょう。

 

副鼻腔炎を完治させない限り頭痛は収まりません。

 

また、免疫力を高めるために抗生剤と平行して規則正しい生活リズムを保ち決して無理をせず、消化の良い栄養価の高い食事を摂取して十分な休養とり、体を温めて冷やさないように心がけましょう。

 

鼻の粘膜の腫れはアレルギー性の鼻炎ですので温度変化で敏感に症状が出ます。

 

具体的には、下記の点に気を付けましょう

 

1.お風呂で十分に温まり冷やさないようにして布団に入る。

 

2.夜間窓際は冷えるので出来るだけ部屋の内側で休む。

 

3.十分な睡眠をとる

 

病院て処方してもらった抗生剤を飲めば一週間位で症状は緩和されるでしょう。

 

抗生剤でも改善しない場合は耳鼻咽喉科で副鼻腔の膿取り除き内部を洗浄すれば完治するでしょう。

 

 

イライラする目の痒みの改善法は

 

イライラして辛い目のかゆみ

 

花粉症には、様々な症状がありますが、代表的な症状は、クシャミ、水っぽい鼻水、鼻づまり、目の痒み、喉の痒みや痛みなどです。他にも、肌の痒みや火照りなどの症状が出る人もいます。

 

花粉症の目の症状

 

症状の中でも目の痒みは、イライラ感が強く通常の生活にも支障が出てしまいます。

 

目は大変敏感な部分ですので、症状も強く出てしまいます。

 

花粉症による目のアレルギー症状はかゆみ、ゴロゴロ感、涙、充血、目やに、まぶたの腫れなどがあげられます。

 

花粉によって起こる花粉性結膜炎の症状は眼球のかゆみと結膜の充血です。

 

花粉症による鼻炎の発症率が65?70%と高い一方で、花粉性結膜炎は少ない傾向にありますが、かゆみやゴロゴロ感は耐え難い症状でもあります。

 

花粉性結膜炎は角膜や眼球を包んでいる皮膚の内側の結膜は粘膜であり、花粉が侵入して付着し涙の水分を吸収して破裂してアレルゲンが放出されてアレルギー症状を引き起こしています。

 

花粉が眼内に入ると血管周囲に存在するIgE抗体との結合により結膜実質内に放出されたヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出されて知覚神経に散在する受容体と結合して眼球のかゆみや充血などの症状が生じます。

 

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黄砂やPM2.5が悪化原因

 

春先には中国から飛来する黄砂やPM 2.5などが花粉と結合することで、結膜炎を更に悪化させている原因になっています。

 

黄砂には微生物の死骸や大気汚染物質なども付着しているため悪化原因となっています。

 

また、PM2.5や黄砂に含まれる硫酸塩や硝酸塩などの化学物質や金属類、ディーゼル排気粒子が花粉の殻を破裂させることで花粉のアレルゲンが放出されて花粉性結膜炎を悪化させる原因になっています。

 

 

 

 

目の痒みで注意すること

 

目の痒みはストレスを生じて目を擦りたくなるものです。

 

しかし、眼球を不用意にこすると角膜を傷つけたり、網膜はく離を起こす原因にもなりますので要注意です。

 

重度の症状がある人の中には眼球を取り出して洗いたいほどに辛いといいますが、症状が酷い時には眼科で診てもらいましょう。

 

こすらない事が目の症状の悪化の防止につながります。

 

 

花粉症の目の予防保護

 

花粉の飛散情報を調べて飛散量が多い日は出来れば外出を控えましょう。

 

花粉の飛散量が多いパターンとしては、前日に雨が降って、当時は晴れて気温が高く湿度が低く風の強い日です。

 

外出時は眼を保護するためにゴーグル型眼鏡やマスク、花粉が付着しにくい素材のコートやつばの広い帽子を着用するようにしましょう。

 

 

 

 

目薬

 

薬局では数種類の花粉症対策点眼薬が取り扱いされています。

 

結構効果がありますので、早めに使用されることをお勧めします。

 

花粉飛散が本格化する前に初期療法には角膜安定化作用が有るメディエーター遊離抑制薬を用いて、本格的な飛散の時に抗ヒスタミン薬に切り替える処方がなされています。

 

また、ヒスタミン受容体を不活化させて受容体との結合を抑制させる作用を持っている抗ヒスタミン薬も開発されています。

 

 

物理的には、花粉を目から遮断するメガネをかけ、目薬も携帯しておけば少し安心感があります。

 

目薬はアマゾンでも購入が可能です。

 

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目の洗浄

 

目の充血や違和感があるときは市販の洗浄薬を所定のカップに入れて、目を開けて密着させ液体の中で数回まばたきをしましょう。

 

終わったら洗浄液を捨て、片眼も同様に洗浄すると楽になります。

 

目を冷やす

 

清潔なタオルやハンカチを冷蔵庫などで冷やしてまぶたを冷やすことで感覚を麻痺させることでスッキリとして楽になります。

 

 

 

花粉症発症のメカニズム

 

花粉症は、国民病とも言われており国民の4人に1人が花粉症との調査もあります。

 

花粉症を発症していない人は毎年花粉症を発症する可能性が高まっているともいえます。

 

人の免疫機能に関わる防御システムで体内に花粉が侵入してくると異物と判断し体内にIgE抗体をつくり、この抗体が体内に蓄積していきます。

 

この抗体は増え続け、いっぱいの飽和状態になると次に花粉が侵入してきた時に花粉症を発症してしまいます。

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